伸ばすのが辛い箇所があるな〜とか
常に思うわけですが、
その時のヨガは、感じた事がないくらい
身体が重くて
苦しくて
いっぱいいっぱいな状況でした。
妊娠8ヶ月に入り、いよいよ身体が妊婦さんになっている時期。
その時は、ヨガの先生のお家で個人的にレッスンしてもらっていたのですが、
「今日少しきついかもしれません。」
と言ったところ、
「ちょっと身体を触らせてもらうね。」
と先生。
「ここ苦しいんと違う?」
そう押された背中は、自分でもわかるくらいカチカチで、
先生が触ってくれる度にだんだんと柔らかくなっていくのが分かるほどでした。
「妊婦さんはお腹をかばう為に、いろんな筋肉を使ったり、
いろんな部分でバランスを保とうとするから、普段通り生活していてもこるんだよね」
そういって、ゆっくりマッサージしてくれたのでした。
「ヨガをしにきたのに申し訳ないです…」
と私が言うと、
「妊婦さんは無理したらだめなんだよ。
あと、マッサージしてあげてるとね、私も妊婦さんからのエネルギーをもらえるから
すごくゆったりした気持ちになるの。
だからこの時間はわたしにとってもありがたいことなんだよ。」
と先生は言ったのです。
目からうろこ。
というか、妊婦ってどんどん身体が大きくなっていくので、
本当は少し妊婦の自分に対して、
周囲に対して後ろめたさや迷惑をかけてやしないかと
内心どこかで思っていたのでしょう。
存在意義だけで癒される存在なんて言って頂けるなんて、
すごく驚いたし、
世の中の妊婦さんみんなに、
「あなたが居るだけで周りが穏やかになる人もいるんですって」
と声を大にして言いたくなりました。
私自身も、すごくありがたい言葉だなと感動しました。
ので、日記に残してみました。
イギリスのハロゲイトの庭で咲いていたカモミール