マルタ生活の事を書こうと思っていたところ、妊娠が発覚しました。
ブルー展を開催したのが昨年の7月。
マルタ生活で撮った写真をお披露目出来る機会を頂いて、
ゆったりした展示会が出来て、
それに満足していたところ、
さて、マルタの日々をゆっくり綴ろうかと思っていた矢先の事。
わたしのお腹の中に小さな生命体が宿っている事に気づいたのです。
それは不思議な体験でした。
冷え性の私の身体はぽかぽか温かくなり、
何度も観て、見飽きたはずの映画の美しい場面に感動し涙を流すようになり、
ふとTVで流れていたクラッシックに身体が反応して聞き入ってしまったりと、
私の感情がやや私のものでは無くなった感覚になっていったのです。
あまりに刺激に満ちあふれた
マルタ留学&ヨーロッパバックパックの旅を終えてから、
心に穴が開いてしまったような気持ちになり、
落ち込む事が多くなった日本での生活でしたが、
この子がお腹に入って来てくれた事で何故か心が落ち着きました。
20代でいろんな旅をしました。
ある意味マルタから帰ってきてからは、経験で満たされた分、
落ち着きたいとも思っていたのかもしれません。
だからか、妊娠が発覚した時は、自然と受け入れられたのです。
まだ豆粒しかないまだ見ぬ我が子に、「ありがとう」と何度も伝えました。
私をお母さんとして選んで、見つけてくれて、ありがとう!
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