2012年7月18日水曜日

芸術に感電


私は、本物の芸術に触れ、雷に打たれたかのように衝撃を受け、その場から動けなくなった経験があります。







それは中学に入るちょっと前、心を打たれた芸術作品は、ミケランジェロ作『ダビデ像』でした。



口をぽかーんとあけ、ただただ見入っていた記憶があります。
















人間が石を削って、ここまで美しく人間を描けるのかと、なんの知識もない私に『芸術』というものを教えてくれたのでした。










なにが言いたいかというと、
本物の芸術は、人の心を動かすということです。




疲れたとき、何も考えたくないとき、ただ本物の芸術に触れるだけで癒され、心が洗われることがあります。

こんな言葉で並べただけでは、伝えられない想いがたくさんあるのですが、


今は生きていない人間の、その当時の感情、想い、希望、悲しみのはけ口、うれしさの爆発、
描いた時代の描いた人間の素直な部分が滲み感じられるのです。



















その感情たちが、今生きている人間に、いろいろな事を教えてくれる。


それで、自分の生き方や悩みや存在なんてちっぽけなものだと感じられる。
芸術に教わり、芸術に癒され、芸術に叱られ…



もの言わぬ、人が作った産物は、リアルな人間以上に先生です。

これだから、芸術は美しいと思うのです。







熱く語ってしまいました。

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