2016年9月22日木曜日

未来が明るく見えた話



今回の日記は前回とも冠る内容が多いけれど、
つらつら書いていきます。


妊娠してから真っ先に考えたのはこれからの自分の生き方についてでした。



やりたい事があれば、「どうやったらそれが出来るか」を常に考えて、
実行するパワフルさは最近の私にはありませんでした。

ヨーロッパ周遊後、やりたかったはずの仕事に就いたものの、
満足のいく毎日を送っていたわけではありません。


長旅経験者や留学経験者あるあるなのかもしれないけれど
「全てやりつくした感」は否めなくて、

次の自分の目標を何に定めれば良いか分からなくて、
友達と飲みながら、

「何かしたいのに何をすれば良いか分かんないな〜
 今の仕事も辞めたいな〜」

とネガティブ発言。

結婚してキラキラな未来が待っているとも思っていなかったし、
女性でも結婚生活にしばられたくないとも思っていたし、
自由に生きたいと切に願っていたのに、
フリーランスの今の仕事はボロボロ。



世間一般でいうと、結婚もして、仕事もしてて、
それだけで幸せ者なのかもしれないけれど、
私は腐っていて、
とにかく心から笑える日が極端に少なかったのです。


贅沢な悩みかもしれなかったけれど、
真剣に悩んでいたのでした。


子どもがお腹の中にいると分かった時、自然と同様は無く、
じわ〜っと心があったかくなった事を覚えています。



これがこれからの生き方なのかな?
私の人生青年期第二章が始まったのかな?



長旅から帰ってきて腐っていた2年間。
こんな私でも選んでお腹に入ってきてくれた小さな命です。



この先無事に生まれてくるか分からないし、
初めての経験だから不安だけど、

その時の私は、ただっぴろい漠然とした未来に
道しるべを見つけた気がしたのでした。





2016年9月20日火曜日

子どもを身ごもった話

マルタ生活の事を書こうと思っていたところ、妊娠が発覚しました。

ブルー展を開催したのが昨年の7月。
マルタ生活で撮った写真をお披露目出来る機会を頂いて、
ゆったりした展示会が出来て、
それに満足していたところ、

さて、マルタの日々をゆっくり綴ろうかと思っていた矢先の事。
わたしのお腹の中に小さな生命体が宿っている事に気づいたのです。

それは不思議な体験でした。
冷え性の私の身体はぽかぽか温かくなり、
何度も観て、見飽きたはずの映画の美しい場面に感動し涙を流すようになり、
ふとTVで流れていたクラッシックに身体が反応して聞き入ってしまったりと、

私の感情がやや私のものでは無くなった感覚になっていったのです。

あまりに刺激に満ちあふれた
マルタ留学&ヨーロッパバックパックの旅を終えてから、
心に穴が開いてしまったような気持ちになり、
落ち込む事が多くなった日本での生活でしたが、
この子がお腹に入って来てくれた事で何故か心が落ち着きました。

20代でいろんな旅をしました。
ある意味マルタから帰ってきてからは、経験で満たされた分、
落ち着きたいとも思っていたのかもしれません。

だからか、妊娠が発覚した時は、自然と受け入れられたのです。
まだ豆粒しかないまだ見ぬ我が子に、「ありがとう」と何度も伝えました。
私をお母さんとして選んで、見つけてくれて、ありがとう!




産まれました!

5月16日に3328gの男の子出産しました! 予定日プラス4日で産まれてきてくれた我が子。 私の出産劇はけっこうドタバタだったのですが、 助産師さんからは 「超安産でしたね☆」 のお墨付きを頂きましたので、きっと安産だったのだと思います。 陣痛中は、苦...