3月10日(土)、宮城県で天国にいちばん近い山頂から花火があがりました。
このブログでも以前紹介した「天国へぶっ放せ」という企画。
行ってみようと思い立ち、見えるだろう位置を探しに行きました。
関山から仙台港まで、比較的どこからでも見えるということでしたが、場所が分からず、うろうろ・・・
そんなこんなしているうちに始まってしまいました。
USTREAMで中継音を聞きながら場所を探します。
泉に近い丘の上へ行ったとき、それは見えました!
見えた!見えた!
と興奮し、よりしっかり見える場所へ移動。
車を降りて開けた場所へ行くと、小さいながらも、しっかりと花火が見えます。
周りには何人かの人がいて、それに見入っていました。
静かでした。
恋人たちは肩を寄せ合いそれを見ていて、
若者の団体は少し遠くではしゃぎながら見入っていました。
終わるまで誰もその場を立ち去ろうとしません。
18:15~19:30までの花火でした。
長い時間です。
2万発の重みが分かります。
2万人の命の尊さも分かります。
写真では分かりづらいけど、
一つ一つの花火が、昇っては空へと消えていきました。
人魂が天に昇って行くように見えました。小さく見えるからなおさら、尊い命に見えました。
被災した日から今までの事が蘇ってきて、気づいたら涙が止まりませんでした。
ほんとにいろいろあった一年でした。
宮城と福島を行き来した私たちは、風評と復興で離れました。
その人が、ぽつりと
「浄化されるね。進めそうだ。」と言いました。
普段は涙なんて見せない強い人です。
人の弱さや、怖さ、辛さ、無常さを常に身近に感じてきた一年。
それでも人は暖かさを求め、進んでいこうとします。
仕事柄、人災が起きやすく、たまに辛いけど、
弱いなりに震災と向き合っていきます。
これからもここからがんばります。
http://www.1101.com/schopdan/hanabi/index.html
0 件のコメント:
コメントを投稿